肌荒れの原因は内臓?中医学で調べてみよう!

理論や症状
たまも
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朔太郎くんの先生、玉藻です。

最近、とてもよく耳にするのが美容に関する悩みです。

私は薬膳茶を売っていますから「肌荒れに効くものが欲しい」と要望されるお客様が増えています。

男性からのご依頼が多いのが個人的に驚きですね。

肌荒れを治していくためには五臓六腑を含めた、体の全体を見ていく必要があります。

肌荒れの原因が内臓から来ている場合もあるんですよね。

そこで今回は肌荒れと内臓の関係についてみていきましょう。

少しでもスキンケアをしやすくなりますように!

記事の概要

  • 五臓はそれぞれ肌と深く関係している
  • 五臓の機能を知り、肌荒れの原因を見付けよう
  • 原因が分かったら、食べ物で対策しよう

 

肌荒れの原因は内臓?

肌と五臓の関係性を簡単に整理してみましょう。

五臓 肌との関係
気の流れに関係し、明るい肌を作る
血を司り、ツヤと血色の良い肌を作る
水の流れに関係し、唇の艶と血色の良さを生む
気を司り、潤いのある肌を作る
水を司り、艶と弾力のある肌を作る
たまも
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五臓のどれもが肌と関係しているのです。

つまり、肌荒れが内臓に原因があるケースはとても多いわけですね。

例えば肝が不調になり気の流れが悪くなると、肌のキメが粗くなります。

心が不調になってもキメが粗くなり、顔色の血色が悪化するんです。

特に心の状態は顔に出ると言われ、不調になると顔色の悪化が目立ちます。

脾が弱るとむくみが生まれたり、肌のきめが粗くなりますね。

肺が機能低下すると髪や肌が荒れ、乾燥します。

腎の場合にはシミやシワ、肌が黒みがかる等の不調が起きるんです。

こんな風に内臓と肌は密接に関連しています。

だからこそ、内臓が原因となって肌荒れが起きる事も多いのです。

五臓と肌の関係性をもう少し掘り下げてみていきましょう。

 

肌荒れの原因は内臓?1 肝との関係

肝の状態が悪化する事で気の流れが悪化し肌荒れ、乾燥が起こりやすくなります。

肝は気の流れを担当している臓です。

気にはいくつか種類があり、その中には体表を守ってくれる役割を果たすものがあります。

気の流れが悪くなる事によって、体表を守る力が不足してしまい、それが肌荒れを生む事があるんです。

また気の流れが悪化する事で血の流れも同時に悪くなります。

これが原因となって血色の悪さや乾燥が引き起こされる場合もあるんですよね。

さくたろう
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肝はストレスに敏感な臓だから、ストレスを溜め過ぎないよう注意してね!

 

肌荒れの原因は内臓?2 心との関係

心は血管や血の流れを担当していますので、機能が低下すると艶、血色の良さが失われ、肌も荒れやすくなります

血の流れが悪くなると肌の色が不健康に青白く見えてしまうんですね。

特に心は顔色と密接に繋がっているので、血の流れが悪いと非常に暗い印象を人に与えます。

血の流れが悪くなると肌荒れ、乾燥、キメの粗さなども目立ちますし、髪の毛も荒れやすくなるんです。

ですので、心の状態を良好に保つ事は美容の大前提だと言えます。

 

肌荒れの原因は内臓?3 脾との関係

脾の機能が低下すると顔色が黄色掛かり、肌のきめが粗くなります。

また唇の艶、血色の良さも失われてしまうんです。

脾は体内の水の流れを担当し、食べ物から得られる栄養分を生み出すとても重要な臓。

脾の機能が低下してしまうと全身に悪影響が出て、もちろん肌の状態も悪化します。

食べ物から得られる栄養分が少なくなれば肌荒れやニキビ、乾燥等々、数え切れない問題が起きやすいんです。

また唇には脾の状態が出るとされ、唇の艶、血色が悪化します。

顔が全体的に暗い印象を与えてしまうんですね。

 

肌荒れの原因は内臓?4 肺との関係

たまも
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肺の機能が低下すると肌や髪の毛の潤いが失われ、肌を守る力も低下し、肌荒れや乾燥の症状が出やすくなります。

肺は気を司る臓とされ、その機能によって全身に栄養分を巡らせます。

肺が弱ると全身を滋養していく力が低下し、肌荒れが起きたり皮膚や髪の潤いが損なわれるんです。

ですので、肺の状態を健康に保つ事は美容の為にどうしても必要。

肺は潤いを好みますから、乾燥する秋などには注意が必要です。

肺の状態は肌に出ます。

肌の乾燥が目立つ時には、肺の状態に注意を払ってみましょう。

 

肌荒れの原因は内臓?5 腎との関係

さくたろう
さくたろう

腎が弱るとシミ、シワ、肌が黒くなる等の問題が起きやすいよ!

腎は艶と弾力のある肌を作る為に欠かせない臓。

全身の水を司り、顔の美容を保つ臓とされています。

その為、腎が弱ってしまうと顔が全体的に老けて見えてしまったり、シミやシワが目立つようになるんです。

もちろん、肌荒れの原因にもなります。

腎の状態は髪に出ます。

髪の色、ツヤが悪化したり、白髪が多くなると腎が弱っているんです。

冬になると腎が消耗しやすいので、その点も気を付けてみてください。

 

肌荒れの原因が内臓の場合、対策は?

さくたろう
さくたろう

内臓から来ている肌荒れの対策は基本的に補う事だよ!

中医学では気、血、体内の液体、陽を補う事で肌の調子を整えられると考えています。

では、具体的に素材を見ていきましょう。

効果 素材
気の流れを改善 柑橘系の果物、そば、ラッキョウ、玉ねぎ、ハチミツ
気を補う 穀類、ジャガイモ、カボチャ、桃、栗、鶏肉
血の流れを改善 チンゲン菜、ナス、蟹、酒、お酢
血を補う ホウレンソウ、ニンジン、牛肉、ブドウ、卵黄、レバー
体内を潤す 小松菜、梨、黒豆、白キクラゲ、牛乳、松の実、ライチ
陽を増やす クルミ、にら、羊肉、エビ

こうした素材が肌荒れの改善に役立ちます。

しかし、原因に合っているものを使わなければなりませんので、その点は注意してくださいね。

肌の乾燥が気になる人は体内を潤してくれるものを使ってみましょう。

冷え性が気になる人は血の流れを改善するものや、気、血を増やしてくれるものを使ってみてください。

毎日使って、少しずつ具合が良くなっていきます。

即効性を求めても、薬膳の考え方では十分な効果を感じるのは難しいです。

しかし、続ければ少しずつ改善していきますよ。

焦らずに様子を見てくださいね。

 

まとめ

さくたろう
さくたろう

今回の記事をまとめるよ!

  • 五臓はそれぞれ肌と深く関係している
  • 五臓の機能を知り、肌荒れの原因を見付けよう
  • 原因が分かったら、食べ物で対策しよう

肌荒れって、本当に気分が落ち込みますよね。

肌の調子が良いと気持ちも明るくなります。

まずは肌荒れの原因を見付けて、対策を打ちましょう。

食べ物を使って少しずつ体調を整えるのがお勧めです。

さくたろう
さくたろう

最後までご覧くださり、ありがとうございました!

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