

朔太郎くんの先生、玉藻です。
薬膳って聞くと中華の素材を使った、グツグツと長時間煮込んだ料理を想像する人が多いです。
私は国際薬膳師をしているので卵焼きでも薬膳だと分かっています。
でも、実際に「薬膳ですよ」と卵焼きを出されたら、何となく違和感がありますよね?
そこで今回はどうして卵焼きが薬膳になるのかを入り口にして、薬膳についてよくある誤解を解いていきましょう!
記事の概要
薬膳が出来上がる経緯は以下の通りです。
- 状態、症状等の分析
- 適切な素材の選択
- 適切な調理
- 完成
- 1,2を踏まえていれば卵焼きも立派な薬膳
- 1,2がなければ薬膳にはならない
卵焼きでも薬膳になる!
状態を分析し、必要な素材を選び、適切に調理したものが薬膳なんです。
状態を分析し、必要な素材を選んだ結果、卵焼きが出来たらそれは薬膳だと言えます。
状態の分析をせず、必要な素材を選ばず、卵焼きを作ってもそれは薬膳にはなりません。
症状の分析、素材の選択の要素が薬膳の要だと言っても良いでしょう。
薬膳は調理法ではなく、中医営養薬膳学に由来する学問!
なので、それっぽく作っても、それらしい素材を使っても、その裏打ちとなる理論がなければ成立しないんですよね。
ここ、すごーく大切なポイントです。

多分、薬膳が調理法だと誤解されているから、それっぽくすれば出来ると思われているんだよね。
朔太郎も学ぶ前は薬膳を調理法だと思っていた

僕も薬膳を学ぶ前は単なる調理法だと思っていたんだよね。
イタリア料理ならオリーブオイルをたくさん使って、和食なら出汁を使うように、薬膳も中華料理の一種だと思っていました。
なので、それっぽい材料を使って、調理法さえ分かれば出来るだろうなぁ、とタカをくくっていたんです。
まぁ、勉強を始めてその誤解は強制的に打ち砕かれましたが……。
勉強量が異様に多く、覚える事もたくさんあったので単なる調理法ではないと知ったんです。
また調理の仕方についても、料理がうまくなるための知識ではなく、効果を出すための方法ばかりだったのも印象的ですね。
効果を出しつつ、美味しさを保つのが薬膳の醍醐味!
なので、日々勉強です、はい……。
質問があったらいつでもどうぞ!

残念だけど、薬膳ってそれほど身近にあるものではないよね……。
薬膳についてよく分からない人が大半です。
なので、もし何か分からないと思ったり、知りたい事があればいつでも質問してください。
一番レスポンスが早いのはTwitterなのでそちらからリプライでも、DMでも好きなようにご連絡いただければ!
最近では国際薬膳師の勉強法や、体の不調を治したいという相談も来ています。
薬膳に関する事であれば何でもOKなのでお気軽にどうぞー!
まとめ

今回の記事をまとめていくよ!
薬膳が出来上がる経緯は以下の通りです。
- 状態、症状等の分析
- 適切な素材の選択
- 適切な調理
- 完成
- 1,2を踏まえていれば卵焼きも立派な薬膳
- 1,2がなければ薬膳にはならない
分析と素材の選択を間違えないようにするのが薬膳の勉強だと言っても良いくらいです。
その為に整体観念やら八綱弁証やら四診やら臓象学説、陰陽学説、五行学説を学ぶんですよね。
おどろおどろしい名前でいかにも難しそうですが、理解出来るとそれほどでもありません。
勉強でつまずいている人も、私に出来る事ならアドバイスしますよ!

最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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