梅雨の薬膳の作り方を徹底解説します!

薬膳レシピ
たまも
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朔太郎くんの先生の玉藻です。

梅雨の時期って体に不調が起こりやすいんですよね。

倦怠感、気持ちの落ち込み、腹痛や下痢、オリモノ過多などに悩む人も多いでしょう。

そこで今回は梅雨におすすめな薬膳作り方を紹介します。

少しでも梅雨を楽に乗り切れますように!

まずは記事の概要からご覧ください。

 

記事の概要

  • 梅雨は脾が傷みやすい
  • 湿を取るためには香りのあるもの、利尿作用のあるもの、気の流れを良くするものを使うと良い
  • 甘いもの、冷たいもの、生ものは湿を溜めやすいので注意する
  • 薬膳茶は作るのが簡単だからおすすめ
さくたろう
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それでは本題に入っていきましょう!

梅雨向け薬膳の作り方 鳥粥のレシピ

たまも
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まずは最も重要な素材選びから始めましょう。

効果 素材
気を養い、脾を健康にする 穀類、肉類、イモ類、トウモロコシ、大豆、栗など
香りで湿気を飛ばす 香菜、玉ねぎ、みかん、ジャスミン茶、陳皮など
熱を取り、湿を飛ばす そば、とうがん、金針菜、緑豆、大麦など
気の流れを整え、湿を排出する 小豆、ハト麦、ジャスミン、生姜、ねぎ、ラッキョウ、金針菜

このような素材の中から適切なものを選んで、薬膳料理を作ってみましょう。

具体的なレシピを例として書いておきます。

梅雨向け鳥粥

材料(2人分)

  • 鳥もも 1枚
  • うるち米 0.5カップ
  • 生姜 1片程度
  • 水 5カップ
  • 塩 適量
  • ごま油 少々

作り方

  1. 鳥ももは皮を取り、全体に塩を塗って置いておく
  2. 鍋にごま油を敷き、生姜を弱火で炒める
  3. 香りが立ったら強火に変え、うるち米を入れる
  4. 全体に油がなじんだら、鶏もも、水を入れて沸騰するまで熱する
  5. 沸騰したら弱火に変え、40分程度煮込んで完成

じっくり煮込むと鳥の良い出汁が出て、とても安心する味になりますよ。

鶏肉、うるち米が気を養い、生姜が気の流れを整えてくれます。

先ほどの素材の中から加えるものを増減させてみても良いでしょう。

辛いものが苦手でなければ、唐辛子などを加えても美味しいですよ。

 

梅雨の薬膳は脾を養い、湿を取るのが基本

さくたろう
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梅雨の薬膳は脾を養い、湿を取る事が重要だよ!

梅雨は雨や湿気が多くなり、それによって脾が傷みやすい時期です。

また梅雨には脾の働きが旺盛になり、脾が消耗しやすい特徴もあります。

ですので、意識的に脾を養う必要が出て来るんです。

湿が体に害を及ぼすようになると湿邪に名前が変わります。

そして、湿邪は気の流れを滞らせたり下痢、腹痛、オリモノ過多、倦怠感などの症状を出すんですよね。

意識的に湿を取る事が梅雨の養生の基本となります。

 

梅雨の薬膳素材の選び方

たまも
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香りの強い食材、気を流してくれるもの、利尿作用のあるものが基本となります。

香りが強いものは体を温め、湿を飛ばす効能があります。

また気の巡りも良くしてくれるものが多いので、梅雨にはうってつけです。

脾を養うためには甘味が良いとされていますので、適度に甘味のあるものも使うと良いでしょう。

しかし、甘味は湿を溜めやすい特徴がありますから、分量にはよく注意してくださいね。

冷たいものや生ものも湿を溜める性質があるので、梅雨の時期には注意が必要です。

 

朔太郎が作っている梅雨の薬膳

さくたろう
さくたろう

僕は薬膳茶が好きだから梅雨でも薬膳茶で対応しているよ!

私がよく作っているのはハト麦と小豆の薬膳茶です。

ハト麦3g、小豆の粉2g程度に300㏄の熱湯を注いで数分すれば完成となります。

仕事中でもササッと作れてとても美味しいので、個人的にはとてもおすす目です。

薬膳茶って簡単に、すぐ出来るのが良いんですよね。

忙しい現代人にピッタリの調理法だと思います。

さくたろう
さくたろう

継続するのが薬膳の基本だから、簡単なものが良いよね!

じゃないと、毎日続けられないし!

薬膳難しそうで手を出すのが億劫だという人は、ぜひ薬膳茶から始めてみてください。

難しくアレコレと理論を使って、時間を掛けて……という薬膳ばかりではありませんよー!

 

オマケ 梅雨に起こりやすい不調

梅雨には湿の影響によって様々な不調が起こります。

具体例をまとめてみましょう。

頭痛、倦怠感、気持ちの落ち込みや苛立ち、水の代謝異常(下痢など)が起こりやすいです。

特に最近であれば頭痛の症状が多いのかな? と感じています。

そんな人はこちらの記事も参考にしてみてください。

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少しでも頭痛が楽になりますように!

 

まとめ

たまも
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今回の記事をまとめていきましょう。

  • 梅雨は脾が傷みやすい
  • 湿を取るためには香りのあるもの、利尿作用のあるもの、気の流れを良くするものを使うと良い
  • 甘いもの、冷たいもの、生ものは湿を溜めやすいので注意する
  • 薬膳茶は作るのが簡単だからおすすめ

梅雨って気持ちがなかなか上がらない嫌な時期でもあります。

食べ物で少しでも不調を調整しやすくなると良いですね。

私も薬膳茶を使ってガンガン対応していきたいと思います!

さくたろう
さくたろう

最後までご覧くださり、ありがとうございましたー!

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