

朔太郎くんの先生、玉藻です。
今日は先日の記事にも繋がる、イライラする時の対処法についてまとめていきます!
というのも、前回の記事を書いてから「イライラへの対処法をもっと知りたい」というリアクションをもらいまして。
ちなみに前回の記事はこちら。

イライラする時の食べ物についてはこちらの記事を参考にしてください。
今回は私がこれまで学んできた整体や心理学などの知識を交えて、記事をまとめていきます!
では、本題に入るまでに概要をどうぞ!
概要
- 深呼吸をする(90秒程度時間を掛ける)
- 思い込みを削ぎ落す
- 原因を探る
- 深呼吸をして終わり
※イライラした時にやるべき事を事前に決めておく!

それでは本題に入っていきましょう。
イライラする時の対処法1 深呼吸

イライラする時に最も有効なのは事前の準備!
イライラした時にどうするのか決めておこう!
私が実際にやっている対処法の流れを紹介します。
- 深呼吸をする(90秒程度時間を掛ける)
- 思い込みを削ぎ落す
- 原因を探る
- 深呼吸をして終わり
人間はもちろん動物なので生物学的に刺激を受けると、それに呼応する反応が起きます。
怒りもそのうちの1つ。
怒りの信号が体内に出され、それが痕跡もなく消えるまでに必要な時間は90秒程度です。
最初に深呼吸を行う理由はここにあります。
まずは90秒時間を稼いでください。
怒りの反応が起きている時、気持ちでいかに制御しようと思っても難しいでしょう。
逆らえない力が生まれているのであれば、その波が通り過ぎるのを静かに待ってください。
90秒経過すれば、もう怒りの反応は消えています。
そこからも怒りが持続するのであれば、それは自分で怒りをリピートしている可能性があるんです。
つまり、その時点で怒りは制御可能な領域に入っています。
イライラする時の対処法2 思い込みを削ぐ

思い込みを削ぎ落す事で怒りを非常に扱いやすくなります。
まず例題を見てみましょう。
例えばAさんとBさんというカップルがいるとしましょう。
2人は一緒に食事を摂っています。
その中で急にBさんがグラスを乱暴に置いて、Aさんから離れてしまいました。
Aさんは「Bさんが不機嫌になった」と感じますが、自分は何もしていない事は明白。
Bさんは不機嫌になって何も悪くないAさんに八つ当たりをしたのです。
Aさんの怒りはジワジワと燃えていき、席に戻って来たBさんにこう怒鳴ります。
「言いたい事があるなら言葉で説明して!」
その日のデートはずっと嫌な雰囲気に包まれてしまいましたとさ。

さて! 今の話に込められている思い込みは何だろう?
イライラする時の対処法2 解説
まずAさんはBさんが不機嫌になったからグラスを乱暴に置いて席を立った、と判断していますが、これが思い込みです。
Bさんは急用を思い出したのかもしれません。
連絡すべき相手へのメールを忘れていたとか、車にキーを付けっ放しだったとか。
理由は無数に考えられます。
Bさんが不機嫌になる→Aさんに八つ当たりをする→Aさんが怒る、が一連の流れでしたね?
その始まりとなっているBさんが不機嫌になった点がそもそも思い込みだったのです。
そこから生まれたストーリーは思い込みに思い込みを重ねたもの。
つまり、Aさんは自分で怒りのストーリーを作っていたのです。
そこに気付く事が出来たなら、Aさんは間違いなく冷静にBさんを待てたでしょう。
気になったのであれば「何かあったの?」と事情を聞けばよかっただけの話なのです。
イライラする時の対処法2 補足

でも、実際には相手の気持ちが態度に出る事って多いんじゃないの?
確かにそうしたケースもよくあります。
しかし、そうではないケースもたくさんあるんです。
Bさんは不機嫌になったかもしれないし、なっていないかもしれない。
これがテーブルに残されているAさんに与えられている解釈なんです。
ですから、あくまでも可能性としてどちらもあると思っていれば良いんですよね。
可能性がある、という点で立ち止まる事が出来れば、そこから怒りの流れに飲まれる事はありません。
重要な点は相手の問題を自分が背負う必要はない、と自覚する事。

Bさんは不機嫌になったかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
どちらにしても対処するのはBさんなんだよね。
もちろん、Bさんから協力を求められたのなら対応してあげると良いでしょう。
Aさんが背負うものではないと分かっていれば、それだけでも気持ちが楽になります。
イライラする時には自分の中に思い込みがないかどうかをチェックしてみましょう。
そうすれば実は自分で作ったストーリーが存在していて、それが怒りを増幅させていたと気付く事もあります。
イライラする時の対処法3 怒りの原因を探る
相手の行動、言動の受け取り方を違う観点から見ると怒りを制御しやすくなります。
Aさん、Bさんの話からも分かるようにコミュニケーションは伝える側と受け取る側によって成り立っていますよね?
受け取る側の体調などによって同じものでも全く異なる雰囲気、実感を与えるんです。
例えば体調が悪い時には普段は楽しめる音楽が騒音に聞こえる事があります。
いつもなら話しかけてもらえて嬉しい相手とも話したくなくなったり。
自分の体調が万全かどうか、まずここを確認してみてください。
体調不良や疲れているのであれば、回復してから必要がありそうならイライラした事について考えてみましょう。

とても単純な話ですが、非常によくあるパターンなので忘れないでいたいところですね。
体調が万全でイライラが止まらないのなら少し根が深い問題かもしれません。
そんな場合にはアンガーマネジメントという手法がお勧めです。
今回はそこまで説明すると脱線し過ぎるので、次の機会に解説しますね。
イライラする時の対処法4 深呼吸
思い込みを削ぎ、原因が何となく分かったら深呼吸をして気持ちを整えましょう。
もう体の中で怒りの反応は終わっています。
思い込みを削ぐ事に成功すれば怒りの大部分が力を失うんです。
そして、原因にまで目を向ける事が出来ればもう大丈夫。
多角的に自分の気持ちを分析した後には、思いきり力を抜いて深呼吸をしてみましょう。

もう出来る事は全部やったから、深呼吸をして忘れよう!
そんな気持ちで深呼吸を1分程度しておけば、荒波だった気持ちが凪いでいきますよ。
少しの間は気持ちが揺れてしまいますが、時間が経過していく中で気持ちは落ち着いていきます。
出来る事はやった、という実感は心を守る強い味方になってくれるんです。
何をどうしたら良いのか分からない、という曖昧さに怒りや悲しみなど負の感情が入り込む余地が生まれます。
出来る事はやった、と思えれば考える必要はもうありません。
イライラする前にやる事を決めておく
イライラしている時には冷静に考える事が出来ないので、イライラした時に取る行動を事前に覚えておきましょう。
- 深呼吸をする(90秒程度時間を掛ける)
- 思い込みを削ぎ落す
- 原因を探る
- 深呼吸をして終わり
私の場合はこれがテンプレです。
怒りがガーっと高まっていく時にはすぐこれを思い出して実行します。
怒っている時に対処法を考えるのは至難の業です。
大抵は失敗に終わるんですよね。
事前にやる事が決まっていれば自動的に良い流れに乗れるので便利!
ぜひ皆さんにも覚えてもらいたいスキルです。
まとめ

今回の記事をまとめるよ!
イライラした時にはまずこれをやってみましょう!
- 深呼吸をする(90秒程度時間を掛ける)
- 思い込みを削ぎ落す
- 原因を探る
- 深呼吸をして終わり
※イライラした時にやるべき事を事前に決めておく!

最後までご覧くださり、ありがとうございました!
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