貧血に効く食べ物を紹介します!

理論や症状
たまも
たまも

朔太郎くんの先生、玉藻です。

私には幼馴染がいます。

その幼馴染がよく貧血を起こしてしまうのだとか。

さくたろう
さくたろう

今日も具合悪そうだね。

貧血?

そうなの。

貧血に効くお茶とかないの?

話を聞いてみると結構酷い状態である事が分かりまして。

女性には貧血に悩む人が多いという事もあり、今回は貧血に効く食べ物や素材などを紹介していきます。

少しでも貧血と付き合いやすくなるよう、参考にしてもらえたら嬉しいです。

まず記事の概要から見ていきましょう。

記事の概要

貧血に役立つ食べ物は以下の通りです。

作用 食べ物
気を養う うるち米、もち米、鶏肉、ジャガイモ、カボチャ、栗、干しシイタケ
血を補う にんじん、ホウレンソウ、ブドウ、ライチ、レバー、イカ、タコ
体液を滋養する 牛乳、チーズ、ごま、豚肉、卵、ホタテ
  • 原因別に使う素材を変えてみよう

それでは本題に入っていきます。

 

貧血に効く食べ物

さくたろう
さくたろう

まずは貧血に効く食べ物をまとめておくね!

作用 食べ物
気を養う うるち米、もち米、鶏肉、ジャガイモ、カボチャ、栗、干しシイタケ
血を補う にんじん、ホウレンソウ、ブドウ、ライチ、レバー、イカ、タコ
体液を滋養する 牛乳、チーズ、ごま、豚肉、卵、ホタテ

こうしたものを意識的に使う事によって、貧血の状態を改善しやすくなります。

足りないのは気、血、津液(体内の液体)のどれなのかを調べ、最も適切な素材を選んでください。

その為にも貧血の原因を見付ける必要があります。

次に貧血の原因について確認しましょう。

 

貧血になる原因

貧血になる主な原因は3つあります。

  1. 成長期、妊娠中、授乳中などで栄養バランスが崩れてしまう
  2. 慢性的な胃腸の不調、胃腸の手術後、歯の病気や食欲不振により鉄分が不足する
  3. 潰瘍、痔、生理などで出血が多い

主にこうした理由で貧血が起こります。

次はこうした原因がどのように臓腑に関係するのか確認してみましょう。

 

貧血に深く関わる臓腑

貧血に深く関わっている臓腑は脾、胃、肝、心、腎となります。

簡単にどのような関連があるのか見てみましょう。

  • 脾胃=飲食物を血液の源に変える
  • 心=血脈を司る
  • 肝=蔵血作用(血を貯蔵する働き)

脾胃の力が衰えるとそれによって血液の源になるものが不足します。

脾胃の衰えによって貧血が起きるケースが最も多いです。

次に心の力が弱まると血脈を司る機能が低下、精神的にも不安定になりやすいんですよね。

肝の蔵血作用が落ちると目を滋養する力も低下し、貧血の症状に加えて目のかすみなどが起こります。

たまも
たまも

貧血の原因、関係する臓腑の確認が終わりました。

次は症状を簡単に見ていきましょう。

貧血の症状を臓腑別に確認1 心血虚

心に血が不足している場合には以下のような症状が出やすいです。

  • 動悸、不眠、夢をよく見る、めまい、物忘れ、顔色が白、青白、萎える黄色、精神的に不安定

太字になっているあたりを重点的にチェックしてみてください。

心血は精神を安定化させるのにとても重要な役割を担っています。

心血が不足をすると神志が不安定になり、精神的な症状も出やすいです。

こうした場合、血を養う素材を選んで使ってください

次は血を貯蔵している肝についてみていきます。

 

貧血の症状を臓腑別に確認2 肝血虚

肝の血が不足していると以下のような症状が出やすいです。

  • 緊張、不安、顔色が淡泊or蒼白、爪の色が薄い、めまい、耳鳴り、目のかすみ、視力の低下、不眠、夢をよく見る、四肢のしびれ、震え、痙攣、生理不順

太字になっている部分を重点的に観察してみましょう。

肝は気の流れを担っており、不調になると精神的に不安定になりやすいです。

また肝は目、爪と深く関わっているので目の調子、爪の状態からも順調かどうか判断できます。

この場合、血を養ってくれる食べ物を選ぶと良いでしょう。

 

貧血の症状を臓腑別に確認3 腎陰虚

津液(体内の液体)が不足する事によって貧血が起きる場合もあります。

まず症状を見てみましょう。

  • 腰や膝に力がない、物忘れ、のぼせ、ほてり、めまい、耳鳴り、夢をよく見る、悪夢、性欲過多、夢精、生理が少ない、無月経、痩せている、手足に熱がこもりやすい夜になると熱が上がる寝汗、口渇、頬が赤い

体液が不足すると熱の症状が出やすくなります

また腰や膝は腎と深く繋がっているので、そこを確認する事でも体の調子を知る事が出来るんです。

血が不足している状態が悪化すると、こうした症状が出やすくなります。

この場合、体液を増やしてくれる素材を選んで使ってみると良いでしょう。

 

貧血の症状を臓腑別に確認4 気血両虚

気と血が同時に不足する事によっても貧血が起きてしまいます。

具体的な症状を見てみましょう。

  • 顔色が淡泊or萎黄、息切れ、何もしていないのに汗が滲む疲れやすい、声が小さく低い、めまい、動悸、頭痛、不眠

気虚から血虚へ、血虚から気虚へと変わる事があります。

血と気はそれだけ密接なつながりを持っているという事ですね。

こうした症状が出ている時には血と気を養う素材を選んでみてください。

 

幼馴染に効果的だったもの

さくたろう
さくたろう

実際、幼馴染に効いたものを教えるね!

当時は中医薬膳師で素材をうまく使う事が出来ませんでした。

そんな中で幼馴染に効いたものは薬膳茶。

めまい、息切れ、疲れやすい状態を改善できたと教えてくれました。

内容は橘皮と紅花を同量混ぜたものでしたね。

補血類を使えば良かったのですが、当時は補血系の中薬を使った事がなく、上手く出来なかったんです。

橘皮と紅花を混ぜたものなら簡単にできるという事で、幼馴染に調合したものを渡していました。

今は補気養血作用を持っているお茶を使っており、そちらの方が効果が高いと感じられるのだとか。

そのお茶の内容は黄耆、当帰、橘皮、紅花、枸杞子です。

 

まとめ

たまも
たまも

記事の内容をまとめていきましょうね。

貧血に役立つ食べ物は以下の通りです。

作用 食べ物
気を養う うるち米、もち米、鶏肉、ジャガイモ、カボチャ、栗、干しシイタケ
血を補う にんじん、ホウレンソウ、ブドウ、ライチ、レバー、イカ、タコ
体液を滋養する 牛乳、チーズ、ごま、豚肉、卵、ホタテ
  • 原因別に使う素材を変えてみよう

貧血で悩んでいる人ってすごく多いです。

その原因が分かれば、どんな素材を使えば良いのかも分かります。

知るだけではなく、ぜひ実際に試してみてください。

体調をコントロールしやすくなると、本当に気分が良いですから。

少しでも貧血をコントロールしやすくなると良いですね。

最後までご覧ください、ありがとうございました。

 

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