

朔太郎くんの先生、玉藻です。
日々の生活の中でどうしてもイライラしてしまう時ってありますよね?
例えば疲労、睡眠不足、季節の変化やホルモンバランスの乱れ等々。
イライラしている自分にさらに苛立つという悪循環が生まれてしまいます。
そんな時、食べ物で対応する事も出来るんですよ!
中医学の知識を使ってイライラするとき、どんな食べ物が良いのかこの記事で解説していきましょう!
本題に入る前に概要をどうぞ!
概要
イライラした時に有効な食べ物は以下の通りです。
作用 | 食べ物 |
気、血の流れを改善 | 柑橘系、そば、らっきょう、お酢、チンゲン菜、紅花 |
気を補う | 鶏肉、うるち米、もち米、ジャガイモ、カボチャ |
血を補う | ニンジン、ホウレンソウ、ブドウ、ライチ、イカ、タコ |
熱を冷ます | セロリ、キュウリ、トマト、リンゴ、白菜 |
それでは本題に入っていきましょう。
イライラするときにおすすめの食べ物一覧

まずはイライラする時に有効な食べ物をザっと見ていこう!
作用 | 食べ物 |
気、血の流れを改善 | 柑橘系、そば、らっきょう、お酢、チンゲン菜、紅花 |
気を補う | 鶏肉、うるち米、もち米、ジャガイモ、カボチャ |
血を補う | ニンジン、ホウレンソウ、ブドウ、ライチ、イカ、タコ |
熱を冷ます | セロリ、キュウリ、トマト、リンゴ、白菜 |
苛立ちを感じた時にはこのような素材を使って料理をしてみましょう。
具体的には症状によって使うものが変わります。
まず気と血の流れを改善する必要がある状態から確認していきますね。
イライラするときおすすめの食べ物1 行気活血
気と血の流れが悪くなっていると以下のような症状が出てきます。
- 刺すような痛みがある(頭痛、生理痛など)
- 顔色が青白くなる
- 目が疲れやすい、視界がかすみやすい
- 冷えの症状
- 便秘
こうした症状がある場合には、血と気の流れを良くする食べ物を使ってみてください。
血と気の流れを良くしてくれる素材を再掲しておきますね。
ストレスが強く掛かってしまっている場合、こうした症状が出やすいんですよね。
ストレスを完全に除去する事は出来ませんが、食べ物で対応するなどの方法で緩和してください。
緊張状態が長期化すると、状態が悪化する恐れもあります。
イライラは体からのサインだと思って見逃さず、早急に対応してみましょう。
私のおすすめは薬膳茶なので簡単なレシピを載せておきます。
必要な素材
- 陳皮3g
- 紅花2g
- ハチミツ適量
作り方
- 陳皮、紅花をお茶パックに入れる
- 熱湯を注いで5分蒸らす
- 最後にハチミツで味を調えて完成

薬膳茶って本当に作りやすいからおすすめだよ!
効果も感じやすいし!
イライラするときにおすすめの食べ物2 補気

次は気を養ってくれる素材が必要なタイプを見ていきます。
- 顔色が白い
- 疲れやすい
- 息切れ
- 動悸
- 何もしていないのに汗が滲む
- 下痢
- 胃下垂
こうした症状が出ている人は気を養う素材を選んで使ってみてください。
念のため、気を養ってくれる素材を再掲しておきましょう。
特に慢性疲労や睡眠不足が続いている人に多い症状です。
疲れている人は意識的にこうした食べ物を使って、体の状態を整えてください。
イライラする時には安めのサインだと思って、意識的に睡眠や気を養ってくれるものを使ってみましょう。
気を養ってくれる薬膳茶もありますので、参考までにレシピを掲載します。
材料
- 黄耆 4g
- 当帰 4g
- 陳皮 2g
作り方
- 材料をお茶パックに入れる
- 小鍋に600㏄程度の水とお茶パックを投入
- 沸騰するまで強火にかける
- 沸騰したら火の強さは最弱にして40分程度煮出す
- 水量が半減程度になったら完成
イライラするときおすすめの食べ物3 補血

血が不足すると心の働きが弱り、それによって神志が乱れ、苛立ちが起こる場合があります。
まずは血が足りない人に起こりやすい症状を見ていきましょう。
- 顔色が青白いor白い
- めまい
- 動悸
- 息切れ
- 冷えの症状
- 貧血の症状
- 夢をよく見る
こうした症状が出ている場合には血を補ってくれるものを使うと良いですよ。
参考までに先ほど掲載した血を補ってくれる食べ物を再掲します。
- 当帰 3g
- 竜眼肉 3g
- 黄耆 3g
作り方
- 当帰、黄耆はお茶パックに入れる
- 水600㏄を入れた小鍋にお茶パックと竜眼肉を投入
- 沸騰するまで強火にかける
- 沸騰したら火を最小にして40分程度煮出す
- 水量が半減程度になったら完成
- 竜眼肉は食べる
イライラするときにおすすめの食べ物4 清熱

体の中で熱が高まると、それが苛立ちを誘発する事もあるよ!
まず体の中で熱が高まると起こりやすい症状を見てみましょう。
- 多汗
- 口渇
- 肌の乾燥
- のぼせる症状
- 不眠
このような症状が出ている時には体の熱を下げてくれる素材を使ってください。
最初に挙げた素材をもう一度載せておきますね。
- 薄荷 3g
- 金銀花 3g
- 菊花 3g
作り方
- 薄荷、菊花、金銀花をお茶パックに入れる
- 熱湯を注いで5分蒸らしたら完成
オマケ イライラする時の対処法
私がイライラしてしょうがない時に使っている方法がいくつかありますので、それを紹介します。
- 湿布を太ももに貼る(清熱作用)
- ヨーグルトを食べる(気を養い、体内を潤す)
- 筋トレ(単純に運動でストレス発散)
- 15分程度の瞑想
- 各種薬膳茶を作って飲む
じっとしていてもイライラって収まらないですよね。
なので、食べ物でも良いですし、運動のように体を動かすのもおすすめです。
個人的には薬膳茶と運動、瞑想はよくやっていますね!
まとめ

今回の記事をまとめていきましょう。
作用 | 食べ物 |
気、血の流れを改善 | 柑橘系、そば、らっきょう、お酢、チンゲン菜、紅花 |
気を補う | 鶏肉、うるち米、もち米、ジャガイモ、カボチャ |
血を補う | ニンジン、ホウレンソウ、ブドウ、ライチ、イカ、タコ |
熱を冷ます | セロリ、キュウリ、トマト、リンゴ、白菜 |
少しでも食べ物に気を付けていると、少しずつ体調の変化に気付きやすくなります。

あ! この感じイライラする前兆だ!
というように、イライラが酷くなる前に手を打つ事も出来るようになりますよ!
まずは自分の体調の変化に気付きやすくしてください。
苛立ち、落ち込みなどには決まったパターンの前兆が出る事も多いんですよね。
前兆らしきものを見付けたらメモに取って忘れないようにしましょう。

最後までご覧くださり、ありがとうございました!
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