冷え性に効く食べ物、漢方ってなに?

冷え性に効く食べ物、漢方は? 理論や症状
たまも
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朔太郎くんの先生、玉藻です。

さくたろう
さくたろう

今回は中医学的な観点から冷え性に効くものを解説したいと思っています!

たまも
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冷え性で悩む人は多いですからね。

良いアイディアです。

さくたろう
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国際薬膳師らしく食べ物漢方のおすすめを紹介していきますよー!

たまも
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上手く解説できると良いですね。

楽しみです。

冷え性に効く食べ物、漢方は?

さくたろう
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最初にバーッとまとめるから、それをまず見てね!

薬膳は食べ物のおすすめを組み合わせればOK!

作用 食べ物 漢方
体を温める クルミ、鶏肉、羊肉、鹿肉

エビ、イワナ

六君子湯、大建中湯
血と気の流れを良くする 柑橘系の果物、お酢、酒、ナタマメ、えんどう豆 当帰芍薬散、当帰四逆加呉茱萸生姜湯
血と気を増やす 栗、鶏肉、豚足、いんげん、田ウナギ 四君子湯、四物湯、十全大補湯、加味帰脾湯

これが冷え性に効く食べ物、漢方の一覧となります。

たまも
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どれを選んだらよいのか分からない人も多いでしょう。

まずはご自身の体質チェックが必要になります。

まず体を温めるものが必要な人の特徴を簡単にまとめてみましょう。

  • 大病や病気が長期化している
  • 過労や老化によって体を温める作用が低下している

ここに当てはまるような症状が1つ以上あるのなら体を温める作用を持っている食べ物、漢方を選んでみると良いですよ。

次に血と気の流れが悪い人の特徴を見ていきます。

  • ため息
  • 落ち込み、
  • 疼痛
  • 腹痛
  • 下痢or便秘
  • 胸や脇、頭に張るような痛みがある

冷えの症状に加え、こうした症状が出ているのなら血と気の流れを良くしていく食べ物、漢方を選んでください。

次は血と気の量が少ない人の特徴を見ていきます。

  • 動悸
  • 不眠
  • めまい
  • 生理不順
  • 腹部に差すような痛みがある
  • 経血の量が少なく、色が薄いor紫、塊がある

まずはチェックをしてみて自分には何が必要なのかを決めてしまいましょう。

次にそれぞれの症状を詳しく掘り下げ、対応策などを考えます。

 

冷え性に効く食べ物、漢方1 陽虚証(ようきょしょう)

冷え性になる原因を簡単にまとめると3つあります。

  1. 陽虚証(ようきょしょう)
  2. 気と血の流れの悪化
  3. 血か気(若しくは両方)の量が不足している

まず陽虚証から見ていきましょう。

陽虚証とは気が足りなくなる気虚(ききょ)が悪化した状態とされています。

その症状は次の通りです。

  1. 先天的に虚弱体質
  2. 慢性病や大病
  3. 老化
  4. 気虚が悪化
  5. 過労

こうした状態を改善してくれるものが食べ物がクルミ、鶏肉、羊肉、鹿肉、エビ、イワナとなります。

漢方薬で言えば六君子湯(りっくんしとう)、大建中湯(だいけんちゅうとう)ですね。

中薬(生薬の事)で言うと冬虫夏草(とうちゅうかそう)、杜仲(とちゅう)、鹿茸(ろくじょう)などが含まれます。

体を温める食べ物と中薬を合わせると薬膳に変わるという感じですね。

さて、次は血と気の流れが悪いタイプの冷え性を確認します。

 

冷え性に効く食べ物、漢方2 気滞血瘀証(きたいけつおしょう)

冷え性に効く食べ物、漢方は?気滞血瘀証について

ストレスは百害あって一利なし

さくたろう
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気滞血瘀証(きたいけつおしょう)は気と血の流れが悪い事で起きる不調の事を言うよ!

まず気滞血瘀証になる原因を確認していきましょう。

  1. ストレス
  2. 情緒不安定
  3. 病による気、血の流れの悪化

こうした状態を改善してくれる食べ物が柑橘系の果物、お酢、酒、ナタマメ、えんどう豆という事になります。

漢方薬で言えば当帰芍薬散、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)、柴胡疏肝散(さいこそかんさん)です。

中薬(生薬の事)は当帰、玫瑰花、仏手、香附子、姜黄などですね。

たまも
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冷え以外にも起こりやすい不調が含まれているので、当帰芍薬散などは聞いた事がある人もいるかもしれませんね。

次は気と血の量が足りないケースを確認していきます。

 

冷え性に効く食べ物、漢方3 気血両虚証(きけつりょうきょしょう)

さくたろう
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気と血の両方が足りない状態を気血両虚証(きけつりょうきょしょう)と言うよ!

気血両虚証になる原因は以下のようになります。

  1. 先天的に血が足りなくなりやすい
  2. 脾や胃が虚弱で気の生成がし辛い体質
  3. 病後
  4. ストレス

こうした状態を改善するための食べ物が栗、鶏肉、豚足、インゲン、田ウナギです。

漢方で言うと四君子湯(しくんしとう)、四物湯(しもつとう)十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)、加味帰脾湯(かみきひとう)ですね。

中薬(生薬の事)で言えば吉林人参、黄耆(おうぎ)、大棗、よもぎ、当帰、竜眼肉などがあります。

さくたろう
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原因が分かったのは良いけど、漢方や中薬がそれほど効果なしだと思っている人も多いよね。

その点を少し掘り下げてみよう!

冷え性に食べ物や漢方は効くの?

さくたろう
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巷では「漢方飲んでも体調不良が治らない!」って話をよく耳にするよね?

それって本当なのかな?

原因の見立てが間違っている場合、漢方や食べ物が冷え性に効果が薄い、感じられない場合もあります。

例えば気の量を増やさなければいけない人に対して、ただ体を温めようとしても効果は出辛いです。

どの素材を使っていくのか? を見極めるのが専門家として腕の見せ所という事になります。

私が薬膳茶を販売している経験からすると、原因が間違っていなければ中薬で絶大な効果が得られる事も少なくありません。

ですので、効くかどうか迷ってしまう場合には専門家に相談してみてください。

漢方カウンセリングだけは無料でしているという漢方薬局も探してみると結構ありますよー。

 

まとめ

さくたろう
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今回の記事をまとめていくよ!

冷え性に効く食べ物、漢方はこちら!

作用 食べ物 漢方
体を温める クルミ、鶏肉、羊肉、鹿肉

エビ、イワナ

六君子湯、大建中湯
血と気の流れを良くする 柑橘系の果物、お酢、酒、ナタマメ、えんどう豆 当帰芍薬散、当帰四逆加呉茱萸生姜湯
血と気を増やす 栗、鶏肉、豚足、いんげん、田ウナギ 四君子湯、四物湯、十全大補湯、加味帰脾湯
さくたろう
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これで少しでも冷え性の人に役立つと良いなぁ。

たまも
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本来は直接会って原因を探り、合っているものを見付けるのが理想ですね。

さくたろう
さくたろう

そうですねー、それが一番わかりやすいので!

たまも
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もし自分の状態を知りたいけれどわからないという人がいたら、朔太郎くんのTwitterにリプライ、DMを送ってください。

さくたろう
さくたろう

出来るだけ早く応えるようにしますよー!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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