

朔太郎くんの先生、玉藻です。

今日は国際薬膳師になるまでの流れを思い出しながらまとめていきますよー!

あなた、自分の話をするのが極端に嫌いなはずでは?

それはそうなんですけど結構質問されるんですよね!
国際薬膳師になるのってどのくらい難しいんですか? って!

確かにこれから目指そうとする人にとっては気になるポイントかもしれませんね。

そんなわけで今回は国際薬膳師になるまでの流れについて解説しますー!
この記事の概要

まずは今回の記事の概要からどうぞ!
- 国際薬膳師になるには、まず本草薬膳学院に入学!
- まずは中医薬膳師(国際薬膳師の下級資格)を目指す
- 中医薬膳師になった後は独学で国際薬膳師の受験勉強開始
- 朔太郎は弁証施膳という科目で受験生トップの点数を取った
- 入学から国際薬膳師になるまではおおよそ3年掛かった
- 費用は覚えている範囲でも30万以上掛かった
- 国際薬膳師の試験はじっくりと勉強すれば誰でも取得可能
- 焦らないで勉強に取り組もう!
- あと薬膳作る友達になって!
さて、では早速国際薬膳師になるまでの流れを見ていきましょう。
本草薬膳学院へ入学する(通信コース)

まず本草薬膳学院という薬膳の専門学校へ入学したよ!
国際薬膳師になるには本草薬膳学院へ入学する必要があります。
と言うのも、本草薬膳学院へ入学し中医薬膳師になるのが国際薬膳師の受験資格だからです。
当初は国際薬膳師になるつもりはなく、薬膳を日常に取り入れたいなぁとだけ考えていました。
しかし、どうせやるなら上級資格を取れる学校が良いと思い、探していると本草薬膳学院が見付かったんですよね。
結果的にはこれが本当に良い選択でした。
「ゆっくり、しっかり、丁寧に」というモットーで運営されている本草薬膳学院は、私のように物覚えが悪く時間を掛けて取り組むタイプにはぴったりだったんです。
なんか回し者みたいになってますが、そういう事ではありませんからね。
本当に良い学校を見付けたと、今でも本気で思っています。
入学後、中医薬膳師を目指したけど……

学問だから勉強が多いのは当然でした……。
本草薬膳学院に入学した後は中医薬膳師を目指し、勉強を始めました。
が、しかし……。

意味不明にもほどがある!!
と何度もテキストを放り出す日々が続きましたね。
中医学は専門用語が多く、また広範囲に渡る勉強が必要になります。
こちらの記事にも書いてあるように中医薬膳師になるのは1000時間以上の学習が必要なんです。

薬膳が単なる調理法の勉強だと甘く見ていた私にとって、これは非常に大きな衝撃。
薬膳は本来、中医薬膳学という名前の学問なので調理法ではないんですよね。
広範囲に渡る勉強が必要なのは薬膳が学問だからでした。

薬膳は調理法だと思っていたらガッツリした学問で本当にびっくりしたよ!
整体観念、陰陽五行学説、蔵象学説、病因学説、精気血津液神学説、診断学、方剤学、八綱弁証云々……。
素材が持っている効能に進むとあまりの数の多さに目が点。
食材だけでも大きな分類が13あり、細かく見ていくとさらに増えます。
化痰止咳平喘類(かたんしがいへいぜいるい)とかいう分類まであるんですよ?
もはやお経ですよね、若しくはラップ、プチョヘンザッセイホー!
これを100万回唱えればその功徳で極楽浄土へ行けそうだと思いました。

べ、別に中医学とかできなくても死なないし!
できなくてもいいんだよ、うんうん!
と中学生並みの言い訳で自分を励ます毎日を送りました。
私は負けず嫌いなので、それでも何とか食い下がろうと毎日勉強を続けました。
中医薬膳師になれた!
諦めの悪さだけは人一倍の私は、理解出来ないという悔しさをバネにして何とか中医薬膳師になる事が出来ました。
ここまでに掛かった期間は1年半くらいだったような気がします。

長かったー!
もう勉強しない!
遊ぶ!
これが中医薬膳師になってからの感想でした。
実際には半年程度の空白期間が生まれただけでしたね。
確かに中医薬膳師となり、薬膳の事は本当に少しだけ分かりました。
でも、それを人に言う気にはどうしてもなれなかったんです。
なぜなら……。

薬膳の事、なんにも分からない!!
中医薬膳師になっても薬膳の事はまるで何も分からないに等しいくらいの状態だったんです。
もちろん、初学者だった頃の自分と比較すれば出来る事も分かる事もたくさんありました。
しかし、それ以上に薬膳の奥の深さが尋常ではなく、多少かじったくらいでは何も分からないも同然……。
自信があまりにもなく、このままではせっかくの勉強を活かす事が出来ないのは明白でした。
ここでまた負けず嫌いが発動したわけです。

だったら、国際薬膳師になってやる!!
そこからは猛勉強の日々が始まりました。
中医薬膳師になってからは独学あるのみ

人に見られず努力するのは好きなのです。
「国際薬膳師? 半年くらいちゃんと勉強すれば誰でもなれるわよ、ほほほほ!」
確か中医薬膳師になる前後に実習があったと思うのですが、その時に学院長の辰巳洋先生が質問者にそう仰ってました。

僕は頭が良くないから国際薬膳師になれる気がしないよ……。
と内心では思っていましたね。
それでも負けず嫌いなので独学を進めました。
中医薬膳師になるまではただ課題に答えるためだけに教科書を読んでいましたが、今回はそうもいきません。
国際薬膳師の試験は記述式なので、マークシートのように答えを簡単に選べないんです。
本気で暗記する勢いでテキストを写し、毎日呪文のように暗記した事を唱える日々。
呪文の読経によって積まれた功徳で極楽浄土も近付いてきました。
部屋の壁に重要なメモをベタベタ貼って毎日読んでは復習し、8教科の勉強を進めたんです。
最終的には壁一面が呪文のようなメモだらけになりましたね。
そのお陰なのか実際の試験では弁証施膳という科目でその時の受験生トップの点数を取る事が出来ました!

過去の栄光をひけらかす朔太郎
ちなみにその他の教科は狙ったかのように平均点付近でした。
国際薬膳師になるまでの期間
私の記憶では入学から3年程度で国際薬膳師になれたと思います。
その間には半年間の何もしていない時期がありますから、実質的には2年半というところでしょうか。
仕事もしながらだったのでこれ以上のペースは難しかったように思います。
ちなみに中医薬膳師になるまでは毎日1時間程度の勉強時間でした。
国際薬膳師の受験勉強は本腰を入れてやりましたが、それでも仕事がある日は30分程度で済ませる事もよくありましたね。
休日には6時間くらいやっていた事もありますが、毎回ではありません。
休日は3時間~6時間程度の勉強時間だったと記憶しています。
国際薬膳師になるまでの費用
記憶している範囲では国際薬膳師になるまでに30万円以上は掛かりました。

薬膳は一生使える知識と技術だから、今でもそんなに高かったとは感じていないよ!
これも手元にデータなどが残っていないので記憶している限りという事になります。
現在、学院がどのようにしているか分かりませんが、私が入学した当時は分割払いが出来たと思います。
一気にこれだけの値段が掛かるわけではないので、その点は誤解のないようお願いしますね。
実際、国際薬膳師になってみてどうなの?

出来る事も自信も増えたよ!
国際薬膳師になった事を本当に満足しています。
まず一生かかっても勉強し尽くせない奥の深さが、薬膳にはあるんですよね。
それがまずとても嬉しいです。
私の頭は良くありませんが、だからこそ勉強したいと思っていますし、じっくりと時間を掛けて成長していくのがとても性に合っています。
そうしたものと出会えたというだけでも十分に価値を感じられますね。
それだけではありません。
やはり、実際に中医学の知識を使っていると健康管理がとてもしやすいです。
家族や友人の健康も守りやすくなりました。
その点についてはこちらの記事にまとめましたので、ご関心のある方はどうぞ。

国際薬膳師になるのは難しいの?
私は勉強ができるタイプではないので、やはり簡単だったとは言えません。
他の国際薬膳師の先生なら簡単だという方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、私のように浅学凡才であってもしっかりと時間を掛けて勉強をすれば合格できるとも言えます。
勉強自体は難しかったけれど、手の打ちようがないほど難関な資格ではありません。
時間を掛けて、丁寧に理解を深めていけば必ず取得できます。

焦らないで、分からない部分は何度も読み込んでみよう!
統血は脾なのに、なんで一身の血を司るのが心なんだよ! とかいろいろ疑問も出て来るだろうけど!
薬膳は一生使える学問ですから、焦る必要はないですよ。
じっくり取り組み、少しずつ理解を深めてください。
どうしても試験が不安だという事であれば、本草薬膳学院に質問する事も出来ます。
私にわかる範囲であればDMとかで何でも相談に乗りますし。
方剤学以外ならね……(笑)
まとめ

今回の記事をまとめていくよ!
- 国際薬膳師になるには、まず本草薬膳学院に入学!
- まずは中医薬膳師(国際薬膳師の下級資格)を目指す
- 中医薬膳師になった後は独学で国際薬膳師の受験勉強開始
- 朔太郎は弁証施膳という科目で受験生トップの点数を取った
- 入学から国際薬膳師になるまではおおよそ3年掛かった
- 費用は覚えている範囲でも30万以上掛かった
- 国際薬膳師の試験はじっくりと勉強すれば誰でも取得可能
- 焦らないで勉強に取り組もう!

薬膳に興味があるならぜひ勉強してみてもらいたいな!
誰もが国際薬膳師にならなければいけないわけではありません。
薬膳インストラクター、アドバイザーなどのように手軽で安価に取得できる資格もあります。
もし薬膳に興味を持っているのなら、ぜひ勉強してみてください。
確かに勉強が辛い時もあります。
でも、本当に楽しいですよ。
薬膳系の友達が少ないので、私と薬膳を作る仲間になって欲しいです。

最後までご覧くださり、ありがとうございました!
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