

朔太郎くんの先生、玉藻です。
男性の方からよくご相談いただく症状があります。
それはイライラ。
イライラしてどうしようもない、仕事に支障が出る、ちょっとした事で当たり散らしたくなる。
こうした症状を改善したいから薬膳茶を作って欲しい、とのご依頼がやって来る事があります。
もちろん、薬膳茶でも良いのですが市販の漢方でも対策を打てるんです。
今回はイライラしやすい男性の方向けに、適切な漢方を選べるよう記事をまとめていきますよ。
いつでも穏やかで、余裕のある男になりましょう!
記事の概要
男性のイライラに効く漢方薬は以下の通りです。
- 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
- 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
- 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
- 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 加味逍遙散(かみしょうようさん)
- 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
- 釣藤散(ちょうとうさん)
- 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
イライラに効く漢方のまとめ

まずはイライラに効く漢方のまとめを掲載するよ!
- 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
- 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
- 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
- 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 加味逍遙散(かみしょうようさん)
- 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
- 釣藤散(ちょうとうさん)
- 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
では、それぞれについて詳しく掘り下げていきましょう。
イライラに効く漢方、男性編1 黄連解毒湯
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)は比較的体力があり、のぼせなどの症状がある人のイライラに使われる漢方です。
のぼせやほてり、不眠や動悸、胃炎、高血圧、耳鳴りやめまいに効果的とされています。
熱を取ってくれる漢方薬だと思って良いでしょう。

ちなみに僕が一番苦手な漢方薬……。
黄連ってTHE・漢方みたいな味なんだよね。
しかし、効き目に関しては強く実感が持てましたので、私は比較的よく使うものでもあります。
イライラに効く漢方、男性編2 半夏厚朴湯
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は喉に異物感があり、運動不足の人のイライラに効果的です。
不安になりやすい、神経性胃炎、せきやしわがれ声などにも有効とされています。
こうした症状はストレスによる気の滞りにあるとされ、気の流れを改善してくれるのが半夏厚朴湯なんです。
また体力が中等以上の人向けなので、男性が使う事も多いですね。
体力のある女性に処方される事もあります。
イライラに効く漢方、男性編3 抑肝散加陳皮半夏
抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)は血が不足し、気の流れが悪い人のイライラに効果的な漢方薬です。
体力が中等以上であり、消化器が弱め、怒りやすい人向けですね。
神経症、不眠、更年期障害、血の道症、歯ぎしり等に有効な漢方です。
抑肝散(よくかんさん)という漢方に、陳皮と半夏の2つを加えたものになります。

僕は常備している漢方が抑肝散加陳皮半夏だよ!
色々と苛立ちに効く漢方を試した結果、私は抑肝散加陳皮半夏に落ち着きました。
効き目が最も感じられ、味も大変気に入っています。
夜中に目覚めてしまった時などはすぐ飲んでいますね。
イライラに効く漢方、男性編4 柴胡加竜骨牡蠣湯
柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は不安になりやすい人のイライラに有効です。
体力が中等以上にあり、不安を持ちやすい人の動悸、不眠、便秘、神経症、更年期障害などに効果的とされています。
気の滞りによって生まれた熱を取り除き、気持ちを落ち着かせる効果があるんですよね。
ですので、のぼせやほてりなど、熱の症状を持っている人はぜひ使ってみてください。

味も漢方にしてはすごい飲みやすいよ!
体に必要なものって、大抵美味しく感じるものだよね!
イライラに効く漢方、男性編5 加味逍遙散
加味逍遙散(かみしょうようさん)は血の不足によって相対的に気が余る事で起きる精神的な症状を改善してくれる漢方薬です。
血が不足し、気が余るというのは女性の特徴でもあるので、女性にもよく使われる漢方ですね。
体力が中等以下でのぼせなどがり、肩こり、疲れやすい、精神不安やイライラなどに有効とされています。
また血の道症と言われる婦人科系の不調にも効果が高いです。
自律神経を整えてくれる漢方としても名高いのが、加味逍遙散なんですよ。
イライラに効く漢方、男性編6 桂枝加竜骨牡蛎湯
桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)は気と血のバランスを整える事でイライラに対応出来る漢方です。
体力が中等以下で疲れやすい、神経質、興奮しやすい、不眠や眼精疲労などにも効果があります。
体力が中等以下の人向けなので女性が使っている場合も少なくありません。
最近では体力に自信がないという男性の方も多いので、そうした方には桂枝加竜骨牡蛎湯を薦める事もありますね。
イライラに効く漢方、男性編7 釣藤散
釣藤散(ちょうとうさん)はストレスによって上がってしまった気を下げ、苛立ちを抑える漢方薬です。
体力が中等程度で慢性的な頭痛やめまい、肩こり、神経症などに効果的ですね。
気の上昇を抑制するだけではなく、気と血の流れを良くしてくれるのも特徴。
イライラしやすい男性にとっては非常に有効な漢方薬だと言えます。
イライラに効く漢方、男性編8 苓桂朮甘湯
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)はめまいを起こしやすい人の苛立ちに効果的です。
体力が中等以下でめまい、のぼせ、動悸、立ち眩み、頭痛、耳鳴り、息切れ、神経症に効果が出やすいですね。
苓桂朮甘湯は水の代謝を改善してくれる漢方なんです。
体内で水の代謝が悪くなると、気の流れを阻害して精神的な症状を生むケースがあります。
ですので、こうした状態を改善してくれるものだと思ってください。
まとめ

記事のまとめに入るよ!
男性のイライラに効く漢方薬は以下の通りです。
- 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
- 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
- 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
- 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 加味逍遙散(かみしょうようさん)
- 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
- 釣藤散(ちょうとうさん)
- 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
まずは使ってみて、自分に最も合う漢方薬を見付けてください。
自分に合うものが見付かるまでは大変ですが、見つかってしまえばあとはとても楽ですよ。
実際に使わなかったとしても、イライラに対応出来ると分かっているだけで心に余裕が生まれます。
穏やかに過ごせる、余裕のある男になりたいなぁ……(遠い目)

最後までご覧くださり、ありがとうございました!
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