イライラの原因を中医学から見ていこう!

実体験
たまも
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朔太郎くんの先生、玉藻です。

イライラに悩まされている人って多いですよね。

現代はストレスフルな時代ですし。

イライラしてしまう原因が分かれば、少しは対応しやすくなりますよね?

今日は中医学から見たイライラの原因について解説していきます!

イライラしている時に必要な食べ物などが気になっている人はこちらの記事を参考にしてください!

イライラするとき食べ物は何を食べたら良いの?
さくたろう 国際薬膳師の朔太郎です! たまも 朔太郎くんの先生、玉藻です。 日々の生活の中でどうしてもイライラしてしまう時ってありますよね? 例えば疲労、...

それでは最初に記事の概要を見ていきましょう!

記事の概要

  • 気の流れが悪くなるとイライラしやすい
  • 血が不足するとイライラしやすい
  • 目の使い過ぎは肝を消耗する
  • 怒り過ぎると肝に負担が大きい
  • 喜び過ぎると心を傷めやすい
  • 汗の掻き過ぎは血を損なう
さくたろう
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それじゃ本題に入っていこう!

イライラの原因1 気の流れの悪化

さくたろう
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気の流れが悪化してしまうと、それによって苛立つ事があります。

気の流れが悪化する理由は複数あるので、まずそちらを確認していきましょう。

  • 環境の変化
  • 人間関係
  • 家庭問題
  • 経済問題
  • 慢性的な疲労

このような事が理由になって気の流れが悪くなってしまうと苛立ちやすくなります。

ストレスなどによって気の流れが緩慢になる状態を、中医学では肝気鬱詰証(かんきうっけつしょう)と言うんですね。

肝気鬱詰証になると頭やわき腹に張るような痛みが出たり、落ち込みや苛立ち、ため息、食欲不振、生理痛が酷い、生理不順、めまい等が出てきます。

気の流れを良くしてくれる素材をまとめておきますので、ぜひ参考にしてください。

気の流れを改善するもの=陳皮、柑橘系の果物、玉ねぎ、そば、ジャスミン等

気の流れの悪化以外には、血が不足している状態が考えられます。

 

イライラの原因2 血の不足

血が不足すると心の精神を安定させる機能が損なわれ、情緒が不安定になりやすいです。

血が足りなくなる原因は非常に多岐に渡るので一部紹介します。

  • 虚弱体質による血の生成不足
  • 慢性病による血の消耗
  • 気鬱により血を消耗
  • 月経過多
  • 汗の掻き過ぎ

こうした理由によって血を消耗し過ぎてしまうと、心の機能が低下します。

心は情緒を安定させる機能があり、それも損なわれるので結果的にイライラしやすい状態を生むんです。

心が消耗している時には不眠、夢をよく見る、記憶力や集中力の低下、物忘れ、顔色が青白い、唇の色が薄い、動悸や息切れ等の症状が出やすいですね。

血を補ってくれる素材をまとめておきますので、血の不足が気になる人はぜひ使ってみてください。

血を補うもの=ニンジン、ホウレンソウ、ブドウ、ライチ、イカ、タコ

気の流れや情緒に深く関わっている臓は肝と心です。

この2つについて掘り下げ、セルフケアの方法を確認していきます。

 

イライラの原因を探る1 肝について

たまも
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最初に肝の主な機能を確認しましょう。

肝の主な機能

  1. 精神の安定
  2. 気をスムーズに流す
  3. 気、血、臓腑の働きを正常に保つ
  4. 消化と吸収を促進
  5. 排卵、月経、射精の正常化
  6. 血を貯蔵し、血の量を調整する
  7. 肝の状態は爪に表れ、目の状態にも繋がっている

 

肝の大敵は怒と目の使い過ぎ

怒り過ぎたり、目を使い過ぎると肝を傷めるので要注意です。

中医学では七情(しちじょう)という概念があり、感情に対応している臓が決まっています。

怒りは肝に対応する感情であり、怒り過ぎは肝を消耗するとされているんです。

また肝は目とも深い関係があり、目を使い過ぎると良くありません。

これを中医学では久視傷血(くししょうけつ)と言います。

肝はのびやかな状態を好むとされているので、努めて穏やかさを保つと良いでしょう。

イライラしている時には気の流れを良くしてくれるものを食べ、目を休めるよう意識してください。

次は心の機能を確認していきましょう。

 

イライラの原因を探る2 心について

さくたろう
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次は心の機能について確認するよ!

心の主な機能

  1. 血を作る
  2. 血流を調整する
  3. 血管の動きを担う
  4. 神志を司る(言語や視線、反応、精神、意識、思考力等)
  5. 心の状態は顔に出る
  6. 舌に心の状態が表れる

 

心の大敵は喜と汗の掻き過ぎ

喜び過ぎ、汗の掻き過ぎはどちらも心に対して大きな負担を掛けてしまいます。

心に対応している感情は喜であり、喜び過ぎると気が緩み、気の流れが阻害されるんです。

楽しい事が毎日あったら嬉しいと思うのが人情ですが、本当にそうなると健康を害するんですよね。

五臓にはそれぞれ五液(ごえき)と呼ばれる液体が対応しています。

心に対応する五液は汗であり、血汗同源(けっかんどうげん)と言われているんですね。

血と汗は同じものから出来ているという事です。

つまり、汗を掻き過ぎると血の量が足りなくなってしまい、それが心に負担を掛けていきます。

夏になると心に負担が掛かりやすいのは、汗との関係が深い季節という点も影響しているんですよ。

 

イライラの原因チェックポイント

さくたろう
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どんなところをチェックすれば原因が分かるのか知りたいよ!

それではイライラの原因を判別するチェックポイントをまとめてみましょう。

肝のチェックポイント

  • 怒りやすくなっている
  • 目が疲れている
  • 爪に歪みや割れがある
  • 張るような痛みがある
  • 生理痛、生理不順がある
  • ため息をよく吐く
たまも
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当てはまるものが多ければ肝が消耗している危険性があります。

心のチェックポイント

  • 不眠気味
  • 夢をよく見る
  • 動悸や息切れが起きやすい
  • 口内炎ができやすい
  • 何もしていないのに汗が滲む
  • 味覚異常
  • 物忘れが酷い
さくたろう
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当てはまるものが多いと心が消耗している危険性があるよ!

原因が分かったら食べ物でコントロール!

心や肝のどちらに負担が掛かっているのかが分かったら、次は食べ物でケアをしていきましょう。

序盤で紹介した肝、心に有効な食べ物を再掲しておきますね。

  • 気の流れを改善するもの=陳皮、柑橘系の果物、玉ねぎ、そば、ジャスミン等
  • 血を補うもの=ニンジン、ホウレンソウ、ブドウ、ライチ、イカ、タコ

上記の食べ物を日常的に使って、体調の変化を観察してください。

少しずつ体調が変わっていくので毎日の変化をメモしておくと良いですよ。

 

まとめ

さくたろう
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今回の記事をまとめていきます!

  • 気の流れが悪くなるとイライラしやすい
  • 血が不足するとイライラしやすい
  • 目の使い過ぎは肝を消耗する
  • 怒り過ぎると肝に負担が大きい
  • 喜び過ぎると心を傷めやすい
  • 汗の掻き過ぎは血を損なう

特に女性の場合には傾向として血が足りず、気が余ると言われています。

ですので、意識的に血を補う素材を日常的に使ってみましょう。

そうすれば気持ちのコントロールもしやすくなりますよ。

さくたろう
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最後までご覧くださり、ありがとうございました!

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