生理痛の原因を中医学で見てみよう!対策も解説!

理論や症状
たまも
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朔太郎くんの先生、玉藻です。

生理痛でお悩みの方が私の薬膳茶を購入される事が多いです。

生理痛や生理に関する問題のご相談も多いんですよね。

その度に説明をするのですが、やはりどこかでまとめておく必要があると感じておりまして。

そこで今回は生理痛の原因、対策を中医学の観点から解説していきます。

少しでも症状が楽になってもらえるよう、気合を入れてまとめますよー!

まずは記事の概要からご覧ください。

 

記事の概要

生理痛の原因

  • 寒邪、湿邪の侵入
  • 気、血の流れが緩慢
  • 慢性的な冷えの症状
  • 血が不足している
  • 気が不足している

対策

  • 食べ物で普段から対策する
  • 筋力を上げて体温を高める
  • 日記を付けて心の動きを可視化
さくたろう
さくたろう

それじゃ本題に入っていくよー!

 

生理痛の原因一覧

中医学の観点から考えられる生理痛の原因をまずまとめてみましょう。

  • 寒邪、湿邪の侵入
  • 血、気の流れが緩慢
  • 慢性的な冷えの症状
  • 血が不足している
  • 気が不足している

では、それぞれの原因をより細かく確認していきます。

まずは最も多い冷えに関する痛みから解説しますよー!

 

生理痛の原因を中医学で解説1 寒湿邪気

体が冷えると血の巡りが悪化し生理痛が出ます。

中医学では痛みが生まれる原則を不通即痛(ふつうそくつう)、不栄即痛(ふえいそくつう)だと考えているんです。

不通即痛は気や血の流れが緩慢になる事によって痛みが生まれる原則です。

不栄即痛は体を滋養する力が低下し、それが痛みを生み出す原則となります。

寒邪、湿邪は不通即痛の状態を作りやすいんですよね。

寒邪、湿邪が侵入したり、生ものや冷たいものを食べ過ぎると血流が緩慢になるので注意が必要です。

次は血、気の流れの悪化による生理痛を見ていきましょう。

 

生理痛の原因を中医学で解説2 気、血の滞り

例えば感情の不安定化によって気や血の巡りが阻害され、それが不通即痛の状態を作る場合もあります。

これが生理痛を悪化させる原因の1つです。

感情が気の巡りにどのような影響を与えるのか、簡単に見てみましょう。

感情 影響
怒り 気の流れを逆さにする
喜び、驚き 気を緩ませる
考え過ぎ、憂い 気を詰まらせる
悲しみ、憂い 気の量を減らす
恐怖、驚き 気が乱れる

特に注意が必要なのは考え過ぎや憂い、悲しみですね。

また怒りも過剰になりやすい感情なので注意してください。

さくたろう
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感情は適度なら有益だけど、過剰になると負担の方が大きくなるんだよ!

他にも久臥傷気(くがしょうき)と言ってずっと横になっていると気を傷める事に繋がります。

適度に運動をしたり、ストレス発散をすると良いですよ。

次は慢性的な冷えの症状による生理痛について確認しましょう。

 

生理痛の原因を中医学で解説3 慢性的な冷え

冷えの症状が慢性化すると体内で陰陽のバランスが崩れ、不通即痛の状態を生みます。

たまも
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慢性的な冷えの症状を中医学では陽虚(ようきょ)と言うんですよ。

実は陽虚が生理痛の原因として最も多いです。

足腰の冷え、温めると改善、患部に触れると良くなる等に当てはまるのであれば、陽虚の危険性があります。

陽虚症になっている場合、時間を掛けて改善していくしかありません。

対策について後程記載します。

今は慢性的な冷えの症状が生理痛を悪化させやすい事を、頭の片隅に入れておきましょう。

次は血が不足し起きる生理痛を見ていきます。

 

生理痛の原因を中医学で解説4 血の不足

たまも
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血が不足すると血の流れも緩慢になり、不通即痛が起きやすいです。

血が体を滋養する力も低下し、不栄即痛も起こりやすくなります。

血には体を滋養する力があります。

その血が少なくなると、その分だけ体を満たしていく力が低下し、それが不栄即痛を生みやすいんですよね。

さらに血が少なくなる事によって、流れていく血の勢いも弱まります。

不通即痛、不栄即痛が同時に起きてしまうわけです。

特に女性の場合には血が不足しがちな傾向がありますので、意識的に血を補う食べ物等を使ってみましょう。

次は気の不足によって起きる生理痛を見ていきます。

 

生理痛の原因を中医学で解説5 気の不足

気が不足すると気の流れに悪影響があり、また気の一部は血に変わるので血の量も減少してしまいます。

これが不通即痛、不栄即痛を生んでしまうんですね。

気を消耗してしまう原因は様々です。

例えば過労、慢性的なストレス、家庭問題、経済問題、人間関係、環境の変化などが当てはまりますね。

またストレスは気を消耗するだけではなく、気や血の流れも阻害します。

ですので、気の流れが緩慢で気が足りない状態を作りやすいです。

日頃からのリフレッシュがとても重要になります。

さくたろう
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生理痛の原因が分かったら、次は対策を確認しよう!

生理痛の対策1 食べ物

たまも
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生理痛の原因に対処する食べ物をまとめてみましょう。

効果 食べ物
子宮を温め、腎をサポート ニラ、唐辛子、栗、黒ゴマ、ラム肉、鹿肉、鶏肉、エビ、イワナ、黒砂糖、松の実、くるみ
寒邪、湿邪を取り除く 生姜、サクランボ、黒砂糖、唐辛子、アジ、サケ、マス、ネギ、ニラ
気と血の流れ改善 みかん、ナタマメ、そば、お酢、酒、玉ねぎ、チンゲン菜
気と血を養う うるち米、ブドウ、イカ、タコ、キャベツ、ホウレンソウ、ハチミツ、牛肉、鶏肉

こうした食べ物を使って生理痛に対応出来ます。

日常的にこうした素材を使う事で体質改善を図るのが薬膳の考え方です。

気になる症状を改善するためには普段からの食生活が大切。

少しずつ変えていった方が体に負担が少なく、体調の変化にも気付きやすくなるので個人的にはとてもお勧めです。

 

生理痛の対策2 筋力トレーニング

冷えの症状に困っている人は筋トレをしてみましょう!

冷えの症状は運動によって改善する事が出来ます。

筋肉量を増やすと体温が高まり、冷えの症状が緩和される事が分かっているんです。

私は一時期、運動を全くしていなかったんですよね。

すると、手足が冷えるようになり、肩こりも悪化しました。

その時はかなり痩せてしまって、栄養不足だった事も関係していると思います。

その後、運動を再開する事で冷えの症状は全く感じなくなりました。

さくたろう
さくたろう

やっぱり運動って冷えに効果的なんだな!

と強く実感した出来事です。

生理痛への対策3 メンタルケア

毎日簡単で構わないので日記を付けて、その日の心の動きを簡単にまとめてみてください。

そうすると自分が何に苛立ち、落ち込み、喜んだのかが分かります。

細々と書く必要は全くありません。

箇条書きでも良いでしょう。

日記が貯まっていけば自分自身の気持ちが何に反応するのか、その傾向が分かります。

これってとっても重要です。

イライラしやすい状況を事前に察知できるようになったり、ストレスが掛かりやすい場面が来る前に心の準備が出来るようになります。

心の準備をしていればストレスをかなり軽減できるんです。

小さな事ではありますが、自分の心の傾向を知る事はメンタルケアをとても充実させてくれますよ。

さくたろう
さくたろう

僕はストレスの大きな場面の前にリラックス用の薬膳茶を必ず作って持っていくよ!

まとめ

たまも
たまも

今回の記事をまとめてみましょう。

生理痛の原因

  • 寒邪、湿邪の侵入
  • 気、血の流れが緩慢
  • 慢性的な冷えの症状
  • 血が不足している
  • 気が不足している

対策

  • 食べ物で普段から対策する
  • 筋力を上げて体温を高める
  • 日記を付けて心の動きを可視化

私の幼馴染もそうですが、やはり毎月痛みに襲われるのは相当なストレスのようです。

中医学では健康な状態ならば生理痛がないと言われています。

毎日少しずつ対策し、あなたの体調が改善していきますように!

さくたろう
さくたろう

最後までご覧くださり、ありがとうございました!

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