

朔太郎くんの先生、玉藻です。
昨今は毎日のように低気圧や気温差によって体調が乱高下しやすくなっています。
世界的に異常気象になっているようですから、それに対応していかなければいけませんね。
低気圧が来ると頭痛、めまい、はきけ、だるさなど体調不良になる人が多いです。
私もそんな一人なんですよねぇ……。
そこで今回は低気圧の体調不良を改善してくれる食べ物を紹介していきたいと思います!
しっかりと対応して、低気圧に振り回される日々からさようならしましょう!
まずは記事の概要からご覧ください!
記事の概要
低気圧で体調不良になったら使って欲しい素材は以下の通りです。
効果 | 食べ物 |
気を養い、脾をケアする | 穀類、イモ類、しいたけ、トウモロコシ、米ぬか、大豆、栗 |
香りによって湿を飛ばす | パクチー、玉ねぎ、ミカン、ジャスミン茶 |
熱を取り、湿を飛ばす | そば、冬瓜、金針菜、緑豆、ミント、紫蘇 |
気の流れを改善し、利尿作用で水分の代謝を改善 | あずき、はとむぎ、ジャスミン、大根、ラッキョウ、金針菜、ニンニク |
- 冷たいもの、生もの、甘いものは出来るだけ避けると良い
- お勧めの漢方薬は五苓散

それじゃあ本題に入っていくよー!!
低気圧の体調不良を食べ物で治そう!

まずは低気圧の体調不良に効く食べ物一覧を見てみよう!
効果 | 食べ物 |
気を養い、脾をケアする | 穀類、イモ類、しいたけ、トウモロコシ、米ぬか、大豆、栗 |
香りによって湿を飛ばす | パクチー、玉ねぎ、ミカン、ジャスミン茶 |
熱を取り、湿を飛ばす | そば、冬瓜、金針菜、緑豆、ミント、紫蘇 |
気の流れを改善し、利尿作用で水分の代謝を改善 | あずき、はとむぎ、ジャスミン、大根、ラッキョウ、金針菜、ニンニク |
こうした素材を使った料理が低気圧から来る体調不良への効果を見込めます。
基本的には湿を飛ばして、気を養い、脾をケアする素材を使うと良いでしょう。
これは梅雨に使われる薬膳の素材とほぼ同様です。
どうして梅雨に使われる素材と同じものを使うと、低気圧に対応出来るのでしょうか?
これには理由がありますので、そちらも掘り下げていきますね。
低気圧で体調不良が起きる理由1 湿

低気圧で起きる体調不良は湿邪によるものが多く、湿が旺盛になるのは梅雨なので梅雨に使われる素材と同様のものが多いのです。
低気圧による体調不良の症状は二日酔いに似ているものが多いんですよね。
こうした症状って中医学では水毒証と呼ばれています。
水毒証とは水の代謝異常によって起きる問題であり二日酔い、熱中症、下痢、場合によっては花粉症なども含まれるんです。
水の代謝異常は湿邪によるものが多く、梅雨には湿が旺盛になるのが梅雨となります。
ですので、梅雨に使われる水の代謝異常を治してくれる素材が効くんですよね。
では、次に気を補う素材を使う理由も見ていきましょう。
低気圧で体調不良が起きる理由2 脾が消耗
気を補う素材は脾をケアし、体内で湿邪が生まれるのを防いでくれます。
脾には様々な機能をもっているんですよ。
そのうちの1つが運化作用であり、これが水の代謝にも関わっているんです。
しかし、脾が疲弊してしまうと運化作用も低下してしまい、結果として水の代謝がうまくいかなくなります。
これによって二日酔いに似た症状が出てきてしまいます。
これも水毒証の一種です。
水の代謝を正常に行うために、気を養ってくれる素材が重要ですよ。
梅雨の時期もそうですが、低気圧がやって来て体調不良になったら気を養い脾をケアする事を忘れないでください。

逆に低気圧で体調不良になったら使わない方が良いものもあるよ!
次は使わない方が良い素材を見ていこう!
低気圧の体調不良は体を冷やさない事が大切

水の代謝を促進するためには体を温める必要があるよ!
体を冷やすと代謝がもっと悪くなるから注意してね!
低気圧による体調不良は水の代謝異常が原因になっている事が多いです。
体が冷えていると水の代謝が悪くなってしまう危険性があります。
原則的に水の代謝を良くしていく為には体を温めるのが重要!
ですので、体を冷やすような食べ物は控えておきましょう。
例えばアイスなどはその典型です。
またトマト、キュウリ、リンゴ、セロリ、白菜等も体を冷やす素材。
夏に好まれる素材は大抵、体を冷やすものが多いので、そのように覚えておくのも1つの手段ですね。
次に見ていくのは甘味が強いものへの注意点です。
低気圧の体調不良は甘味の使い方に注意
甘味は湿を生むので注意深く使う必要があります。
低気圧の体調不良は水の代謝異常が主な原因であり、湿邪によって起きていると考えて良いでしょう。
ですので、湿を生みやすい甘味のあるものは注意深く使ってください。

でも! 甘味は脾をケアする効果もあるから、絶対に使っちゃいけないわけじゃないよ!
脾の機能が低下する事によって水分の代謝異常が起きる事は既に説明した通りです。
その脾をケアしてくれる味が甘味でもあります。
注意深く使えば甘味は有益です。
しかし、適量を見定めるのは難しいので、心配なら甘味は避けた方が良いでしょう。
低気圧の体調不良に生ものは厳禁!

生ものには湿を増やす効果があり、それによって水毒証を悪化させる危険性があります。
水の代謝異常によって体調不良になっているのですから、湿を増やすのは厳禁!
低気圧による体調不良が起きている時にはまず水分の代謝を良くしたり、利尿作用のあるもので水分を出していく必要があります。
例えばハト麦、小豆、ソラマメ、トウモロコシなどが利尿作用と持っているんですよね。
こうした素材を意識的に使う事で、体調不良を改善していく効果が期待できます。

利尿作用のあるものと気の流れを良くするものを一緒に使うと、利尿作用がより強くなるのでおすすめ!
低気圧性の不調には五苓散を使おう

食べ物で対応するのも良いけど、漢方薬の五苓散を使うとすぐ効果が出るよ!
低気圧性の頭痛に困らされていた私を救ってくれたのは、この五苓散でした。
しかし、飲むタイミングを間違えると効果が薄くなってしまうので注意が必要です。
頭痛が起きる前に飲むのがベストですよ!
頭痛が起きてからも効果がありますが、やはり痛くなる前に飲んでおいた方が頭痛によく効いている感じがあります。

やばっ! この感じ、低気圧が来てる!
そう思ったらすぐ五苓散を飲んでください。
頭痛が始まる前に飲む、低気圧の襲来を察知する感覚を養うのが重要です!
まとめ

それでは記事のまとめに入りましょう。
低気圧で体調不良になったら使って欲しい素材は以下の通りです。
効果 | 食べ物 |
気を養い、脾をケアする | 穀類、イモ類、しいたけ、トウモロコシ、米ぬか、大豆、栗 |
香りによって湿を飛ばす | パクチー、玉ねぎ、ミカン、ジャスミン茶 |
熱を取り、湿を飛ばす | そば、冬瓜、金針菜、緑豆、ミント、紫蘇 |
気の流れを改善し、利尿作用で水分の代謝を改善 | あずき、はとむぎ、ジャスミン、大根、ラッキョウ、金針菜、ニンニク |
- 冷たいもの、生もの、甘いものは出来るだけ避けると良い
- お勧めの漢方薬は五苓散

これで辛い体調不良が少しでも楽になると良いよね!
これはあくまでも世間話なのですが、今年は太陽の黒点が見えていないという話があります。
つまり、これが本当であれば太陽の温度が下がっている、活動低下しているという事です。
そうした周期もありますので、これだけで異常だなんだと騒ぐつもりはありません。
しかし、太陽の変化は地球の環境に大きな変化を与えます。
異常気象などもさらに気を付ける必要があるかもしれませんね。

最後までご覧くださり、ありがとうございました!
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